犬のアトピー性皮膚炎の治療に、酵素サプリメントで腸内環境改善を

アトピー性皮膚炎とは、痒みの強い湿疹が現れて、憎悪、寛解を繰り返す皮膚の病気です。


アトピー性皮膚炎で苦しんでいる人も多いですが、犬もその例外ではありません。

現在、犬の病気で特に多いとされているのが、このアトピー性皮膚炎をはじめとした、アレルギーによる皮膚の病気といわれています。

アレルギーとは

人間と同じように、犬の身体にも、外から入ってきた異物を排除する免疫機能があります。
その、ウィルスや細菌のような異物に対して反応する免疫機能が、通常、反応しないようなものにまで過剰に反応してしまう事を、アレルギーといいます。

アトピー性皮膚炎の犬は、この通常反応しないような抗原（ハウスダストなど）に対する免疫の過反応とも考えられています。

アトピー性皮膚炎の症状

犬のアトピー性皮膚炎症状が出始める時期は、1歳から3歳までの間が一般的とされていて、主に目や口の周囲、耳の穴とその周囲、脇の下、胸、お腹、四肢の皮膚が赤くなり、必ず痒みを伴います。
慢性的に皮膚炎が続くと、皮膚が黒くなったり、厚くなってしまいます。

皮膚炎には季節性があり、夏はひどく、冬は軽くなりますが、慢性化すると、一年中皮膚炎が続きます。

アトピー性皮膚炎の対策と治療

人間にとっても犬にとっても、アトピー性皮膚炎の治療の根本は同じです。肌をいたわり、清潔な環境で、適した治療をしていきながら、ゆっくりと治していく事が大事です。


◆スキンケア

犬のスキンケアはやはりシャンプーと保湿が重要です。犬の肌は、人に比べとても薄く、デリケートです。
犬のシャンプーは毛を洗うのではなく、皮膚を洗うことが重要ですので、シャンプーはしっかりとした洗浄力がある物を利用し、よく泡立てたシャンプーで地肌を軽くマッサージするように洗い、その後しっかりとすすぐことが大切です。

シャンプーの後は保湿です。洗顔した後に化粧水をつけるように、アトピー肌の皮膚にはシャンプー後に保湿剤を塗布することが有効です。
薬用シャンプーの中には保湿成分を含むものもありますが、保湿成分だけでなく、洗浄成分も皮膚に残留してしまい、皮膚に悪影響が出る可能性がありますので、分けて行うのを推奨します。

また皮膚の乾燥（ドライスキン）も痒みの原因となります。
皮膚が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下し、痒みなどの症状が出てしまうので、適度なドライスキンを心掛けて下さい。



◆アレルゲン（アレルギーを起こす物質）の対策

アレルギーを引き起こす物質、アレルゲンは、主にハウスダスト、ダニ、花粉、カビなどがあります。
特にダニは、アレルギー疾患を起こす最大のアレルゲンです。

一般的にダニの繁殖しやすい時期は7月～9月頃で、10月～11月頃にダニの糞や死骸が空気中に溢れると言われています。
ダニは湿度が60%以下になると活動が遅くなるので、主な陣地である寝具やカーペット、畳の湿度を、50～55%に調整し、これらの場所を掃除していく事が効果的です。



◆酵素による腸内環境改善から、根本的な治療を目指す

アトピー性皮膚炎にかかり、病院での治療を受けると、ステロイドの内服や、抗ヒスタミン剤の内服、免疫抑制剤の内服など、薬による治療が施されますが、これらに於いてはいずれも一時的な痛みや痒みの和らげにすぎず、効き目が切れたら再度薬を投与していただくという循環になり、かつ、薬の副作用で本来持っている免疫力がどんどん低下し、より症状が深刻になってしまいます。

完治をさせるのが本当に困難と言われるこのアトピー治療、その一歩として、酵素をたっぷり含んだ腸内環境に改善してあげる必要があります。
身体の中に含んだ生きた酵素を活性化させる事で、栄養吸収率、免疫力を向上させ、毒素や老廃物を身体の外に出す為の代謝率を向上させ、身体の中から健康にしていく事が大事です。

家庭のいぬねこ医学で、もっと詳しく犬の病気を知ろう！

愛犬が病気になってしまった時、出来る事はすべてやってあげたいというのが飼い主さんの想いです。犬の病気と犬の身体の事を知って頂き、サプリメントで症状が快方に向かう事を願っております。
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動物病院やお客様からも沢山の症例報告もありますので、犬の病気を知って頂き、改善する為にはどんな栄養素が必要なのかをわかりやすく説明していきたいと思います。