シニア犬の衰えた関節、足腰にカルシウムサプリメント

犬に限らず、動物にとって、老化は避ける事が出来ません。

老化現象が見られるようになると、目、耳、歯、筋骨格、自律神経系など、身体の各部位が衰えていってしまいます。

中でも、骨や関節の不調は特に多く、加齢に伴い骨や筋肉が衰えると、骨密度が低下し、骨粗しょう症や関節炎を患い、筋肉量の低下に伴い運動能力が低下していきます。

犬の加齢による足腰の衰え

老犬の足の衰え始めの症状


加齢や病気によって足腰が衰えてしまうと、下記のような変化が、日常生活から見受けられるようになります。


・歩き方に元気がない

・伏せの姿勢から立ち上がる時、足を引きずるようになった

・歩くスピードが遅くなった

・散歩に行きたがらなくなった

・以前より歩幅が小さくなった

・歩いている時ふらつくようになった

・時々足が痙攣している


また、雄の場合だと、排尿の際に足が上がらなくなるといった事も起きます。

このように、筋肉や骨が衰える事で、日常生活に大きな変化が起きるようになってしまいます。

老化による食欲の減退での足腰、関節の衰え

また、足腰の衰えは、同時に食欲の減退にも繋がっていきます

老化が進むと、運動機能、基礎代謝と内臓機能、消化機能が落ちて食欲が減退していきます。


食欲減退によって体重が落ちると、それだけ関節にかかる負担は軽くなりますが、同時に、身体が関節を支える筋力も落ちていってしまいます。


食の細くなったシニア犬が身体に必要な栄養を摂り入れていくには、消化を考慮した分量で、充分な栄養素が補給できる食生活へと改善していく必要があります。

シニア犬の関節ケア、成犬に必要な栄養を補っていく為のカルシウムサプリメント

骨や筋肉の形成に必要不可欠なカルシウム


関節内での新陳代謝を正常に保ち、足腰の痛みの原因でもある軟骨の摩耗に効果的なグルコサミンと、そのグルコサミンの効果を補助するコンドロイチン。

健康な骨や関節を維持していくには、この3つを同時に摂取することが大切です。


カルシウム、グルコサミン、コンドロイチンは、それぞれが相乗して機能します。

いずれもただ一つを摂取するのではなく、バランス良く全てを摂取する事が大切です。


しかし、これらを通常の食事で摂る事は難しく、食の細いシニア犬なら尚更です。

そこで、これらをサプリメントを使って補ってあげる事で、効率良く摂取する事が可能です。


しかしサプリメントを与える分量には注意が必要です。

カルシウムは摂り過ぎると、過剰症となり、他のミネラルの吸収を阻害してしまいます。

サプリメントを選ぶ際は、消化・吸収能力が低下した老犬でも効率良く吸収する事のできる高い吸収率と、余剰分は排泄される水溶性の乳酸カルシウムを用いたサプリメントである事に留意する必要があります。



老化は避ける事ができません。

しかし、飼い主さんの日々のケアや気遣いによって老化を遅らせる事は可能です。


加齢による老化現象が表れてからケアをするのではなく、健康の維持と症状の予防の為にも、成長期から与えておく事が大事です。

家庭のいぬねこ医学で、もっと詳しく犬の病気を知ろう！

愛犬が病気になってしまった時、出来る事はすべてやってあげたいというのが飼い主さんの想いです。犬の病気と犬の身体の事を知って頂き、サプリメントで症状が快方に向かう事を願っております。

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動物病院やお客様からも沢山の症例報告もありますので、犬の病気を知って頂き、改善する為にはどんな栄養素が必要なのかをわかりやすく説明していきたいと思います。