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カルシウムバランスを整え、副甲状腺機能亢進症を予防する

neko.jpg 副甲状腺機能亢進症とは、喉にある、副甲状腺という器官から分泌される副甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまう病気です。

発症する事で呼吸数や心拍数が上昇し、心臓に負担を掛け、最悪の場合、心不全や過呼吸症の原因にもなる危険な病気です。


副甲状腺ホルモンは、骨や腸、腎臓に作用する重要な働きがあり、その分泌に異常が起きていると、生命活動に様々な支障をきたす可能性があります。



副甲状腺機能亢進症の症状と原因



副甲状腺機能亢進症を発症すると、元気がなくなって食欲が低下し、嘔吐をするようになり、代わりに水を多く飲み、尿の量が増えます。

更に症状が進行すると、カルシウムの量の減少から骨密度が低下し、骨折や筋力も低下してしまいます。


副甲状腺機能亢進症を発症する原因は、主に、原発性、腎性、栄養性の3つに分けられます。


・病気の出処が副甲状腺自体であるものを、原発性と呼びます。


副甲状腺ホルモンを生成している副甲状腺そのものに腫瘍やガン、傷などの変性が生じると、ホルモンの分泌が過剰となり、カルシウムの代謝に異常が出て、骨や腎臓に影響を引き起こします。



・腎性の場合の原因は、腎機能の低下です。


腎臓に疾患を抱えている場合、尿中に放出されるカルシウム量が増えたり、ビタミンDの生成が不足気味になることがあります。

結果として血中のカルシウム濃度が低下し、副甲状腺を刺激して亢進症が起こります。



・栄養性の場合、餌に含まれる栄養バランスの悪さが、副甲状腺を過剰に刺激し、亢進症の引き金になることがあります。


具体的には
「カルシウムの量が少ない」

「カルシウムとリンの摂取量に不均衡がある」

「ビタミンDが不足することにより血中カルシウム濃度が低下する(低カルシウム血症)」などです。



日々の食事の栄養バランスを考慮し、副甲状腺機能亢進症を予防する



副甲状腺機能亢進症は、副甲状腺や腎臓の異常、栄養バランスの乱れによって発症する可能性が高い病気です。


栄養性による発症を予防する為には、日頃の食事の内容と生活習慣を見直す事が重要です。


副甲状腺や腎臓の異常は事前に予防することが難しいですが、栄養バランスは意識して整える事が可能です。

大切なのは、カルシウムとリンのバランスを調整する事と、腸管からのカルシウム吸収を促すビタミンDも合わせて補給する事です。


しかし、必要なカルシウムをただ沢山与えれば良いというものではありません。

実は、カルシウムだけを大量に与えていても、健康な骨の維持には殆ど役立ちません。



カルシウムに最も大切なのは、リンやビタミンなどといった他の栄養素とのバランスです


カルシウムとリンの割合は、1:1から2:1くらいを保つ事が理想的と言われています。

それぞれのバランスを考慮した食生活を心掛け、不足した栄養素を補っていく事が最も大切になります。



調整の難しい栄養を効率よく補うには、サプリメントの利用が有効です



バランスが予め整っているドッグフードや、必要な栄養素を飼い主さん自身が選び用意する手作り食では
リンとのバランスを意識しながら必要な量を補うカルシウム、そしてビタミンなどの他の栄養素も合わせるとなると、食餌だとバランスが偏り、調整が難しくなってしまいます。


そこで、カルシウムとビタミンDの補給には、サプリメントの利用が有効です。

サプリメントを利用する事で、必要な分だけを効率よく補う事が可能です。


しかし、多種多様なカルシウムサプリメントを選ぶにあたって、気をつけなければならない点があります。

それは、必要なビタミンC、ビタミンDと、グルコサミンやコンドロイチン、コラーゲンが含まれていることと、水に溶けやすい水溶性の乳酸カルシウムサプリメントであることです。


従来の犬猫用のカルシウムサプリメントの定番であった骨髄性リン酸カルシウムや、体内で結晶化する恐れのある卵殻・貝殻粉ではなく

水に溶けやすい消化吸収に優れた水溶性の乳酸カルシウムだと、蓄積されずに排泄されますので、カルシウムの過剰摂取障害の心配を避ける事が可能です。


またこれらの吸収をサポートする、ビタミンD、ビタミンAもバランス良く含まれているものが理想的です。



副甲状腺機能亢進症は、疾患特有の症状がなく、また初期は症状があっても極めて軽微であるため、早期の発見が難しく、これは人間も犬や猫も変わりません。


ペットの小さな行動の変化も日頃からよく意識し、異変を早期に気付いてあげられるよう日々気にかけてあげて下さい。

そして、適切な食生活と生活習慣を心掛け、飼い主さん側であらかじめ原因を取り除き、異常を感じたらすぐ獣医さんに相談しにいく事が、副甲状腺機能亢進症の予防にとって大切です。



日々の食事で十分な量を摂取する事が難しいカルシウム、グルコサミン、コンドロイチンといった、骨に必要な栄養素を補うカルシウムサプリメント




家庭のいぬねこ医学で、もっと詳しく犬の病気を知ろう!

愛犬が病気になってしまった時、出来る事はすべてやってあげたいというのが飼い主さんの想いです。

犬の病気と犬の身体の事を知って頂き、サプリメントで症状が快方に向かう事を願っております。

rashiku-rashikuのサプリメントは犬の身体に必要な栄養素を満たすために、人間が飲める最高品質で作られています。

動物病院やお客様からも沢山の症例報告もありますので、犬の病気を知って頂き、改善する為にはどんな栄養素が必要なのかをわかりやすく説明していきたいと思います。



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