ミニチュアダックスのヘルニアにコンドロイチンサプリメント

ヘルニアとは？

「ヘルニア」とは、体内の臓器などが、本来あるべき部位から「脱出・突出」した状態のことを指します。

体腔（内臓が収められている空間）内で、所定とは別の場所に飛び出した場合を内（ない）ヘルニア、
体腔の外に飛び出した場合を外ヘルニアといいます。

犬のヘルニアの種類

犬のヘルニアは、主に下記の５種類があり、
身体の様々な部位にて発症します。

１.椎間板ヘルニア

部位：背骨（脊髄）

髄核や線維輪という組織が飛び出し、脊髄（神経）を圧迫してしまうヘルニアです。
放置すると、神経が麻痺して半身不随を起こす場合があります。

２.食道裂孔（れっこう）ヘルニア

部位：横隔膜

横隔膜にある食道裂孔という穴が、生まれつき広い場合、
その穴から胃が飛び出してしまうヘルニアです。
食べ物を吐き出したり、胃液の逆流による食道炎が発症します。

３.臍（さい）ヘルニア

部位：「さい（臍）＝へそ」

おへその穴から内臓が飛び出した状態、いわゆる「出べそ」のことです。
お腹に強い圧力が加わり、へその穴のすき間が広がることが原因で発生します。

４.鼠径（そけい） ヘルニア

部位：足の付け根の内側（そけい部）

そけい部のすき間が広がって、そけい（鼠径）の皮下に腹部の臓器が飛び出すヘルニアです。
膀胱が飛び出る場合には排尿障害が現れ、腸が飛び出る場合には腸閉塞を引き起こします。

５.会陰（えいん）ヘルニア

部位：肛門のまわり（会陰部）

症状：犬の会陰ヘルニアは、肛門のまわり（会陰部）にある筋肉の間に隙間ができ、
そこにお腹の中の臓器が飛び出てしまう病気です。

横隔膜ヘルニアや臍ヘルニアと違って膀胱が飛び出てくることがあり、
まれに尿が出にくくなるといった症状が現れます。

各ヘルニアの予防について

それぞれのヘルニアに対し、予防が可能であるかどうかを考えてみましょう。

鼠径ヘルニアと臍ヘルニアに関しては予防策が無かったり、難しいとされております。
食道裂孔ヘルニアも先天性の疾患であるため、具体的な予防策が無い場合があります。

会陰ヘルニアは、手術を受ける体力面を考え、若いうちに去勢手術を施すのが有効です。

そして椎間板ヘルニアは、先天性のもの以外であれば予防の余地があります。
疾患の原因は肥満、老化、そして犬種です。

特にミニチュアダックスフンドなどの犬種に関しては、椎間板ヘルニアの発症率が顕著です。
胴が長いことで背骨に負担がかかりやすく、
小型の体や足の短いことで軟骨の形成に異常を抱えていることがあります。

軟骨に良いとされるものの１つに「コンドロイチン」という成分があります。
骨や関節は、関節軟骨によって守られていますが、

この関節軟骨を守っているのがコンドロイチンです。

椎間板ヘルニアの予防または初期症状のうちであれば、
必要に応じてコンドロイチンを含むサプリメントなどを利用することが望まれます。

ヘルニアの多くの症状は体内での異常が多いため、早期発見が難しいことでしょう。
日頃から観察やスキンシップを行い、愛犬の変化に気付けるように心がけましょう。

家庭のいぬねこ医学で、もっと詳しく犬の病気を知ろう！

愛犬が病気になってしまった時、出来る事はすべてやってあげたいというのが飼い主さんの想いです。犬の病気と犬の身体の事を知って頂き、サプリメントで症状が快方に向かう事を願っております。
rashiku-rashikuのサプリメントは犬の身体に必要な栄養素を満たすために、人間が飲める最高品質で作られています。
動物病院やお客様からも沢山の症例報告もありますので、犬の病気を知って頂き、改善する為にはどんな栄養素が必要なのかをわかりやすく説明していきたいと思います。