犬の健康のバロメーターである便

犬は人間とは違って、自ら体調不良を訴えることができない動物です。

異変に気付いた時にはもう手遅れということになってしまわぬよう、日頃の些細な変化を見逃さないように心掛ける事が大切です。

実際に、現在犬の死因の大半を占めている、癌や心臓病、腎不全などは、本来は日頃から生活習慣や食生活、ストレスなどに気を付けて生活していれば、患わずにすむ病気なのですが、防ぎきれていないのが現実です。

犬の便は、日常生活の中で犬の健康状態と言っても過言ではない腸内環境をを知る上で、とても重要な要素となります。

愛犬の便は健康状態を知ることができる情報源です。

便の臭いがきつかったり、食糞をしたりする犬の腸を調べてみると、消化機能が弱ってしまっているケースが多いのです。

便の匂いと腸内環境の関連性

便が臭い犬と、臭くない犬の違いも、この腸内環境の違いです。

腸内環境の良し悪しが、便として表れているのです。

なので、「便臭がきつい＝腸内環境が悪くなっている』と考えてまず間違いはありません。

（においの感じ方は飼い主さんによって異なりますが、別の部屋でしているのに、すぐに気付く事が出来る程の強い臭いの場合は、臭いと判断できます。）


・なぜ便の臭が臭くなるのか

まず、腸内環境が悪化しているということは、消化機能が弱っていることを意味します。

消化機能が弱ると、ドッグフードなど、食餌をきちんと消化する事ができなくなるので、臭いがきつくなったり、軟便になったり、最悪の場合は食糞にまで至ってしまうのです。


愛犬の腸内環境が、さらに重症化していないかをチェックする為に、皮膚や体毛の状態も見ておくことも重要です。


毛の艶や皮膚にも、腸内環境は関わってきます。
艶がなくなっていたり、皮膚がやけに乾燥しているなと感じたら、それは腸内環境の悪化が考えられます。

それは何故かというと、腸内環境の悪化により、栄養吸収能力までもが低下している状態に陥っていると言えるからです。

この状態を放置してしまうと、最悪の場合、腸内の悪玉菌が増加し、腸内に毒素が発生し、便臭だけでなく、体臭や口臭もきつくなっていきます。

また、この毒素によって腸以外の内臓にも負担をかけてしまい、結果的に、癌や心臓病、アレルギー症状や痴呆症など、命に関わる大きな病気にかかりやすい状態に陥ってしまいます。

チェックするべき便の状態とその対応

犬の便は、その時の体調や日頃食べている食べ物との相性など、様々なことを教えてくれます。

特に、ドッグフードなどの食事が犬の消化能力と合っていないと、悪い便になってしまいます。

犬は調子が悪くても本能的に隠して変わらずに元気に振る舞います。

　 愛犬の便を日々チェックすることで、ちょっとした体調の変化も見逃すことのないように観察しましょう。



・便が柔らかい場合や、便の量が気になる場合

犬本来の食性に近いお肉たっぷりのフードを加えてみましょう。



・辛そうな硬めの便や便秘が気になるなら

普段あまり飲まない水分を補給しましょう。



・消化不良や胃腸の調子が気になるなら

ごはんを変えずに、消化酵素入りのサプリメントや、腸内の細菌バランスを整えてくれるプロバイオティクスと呼ばれる善玉菌が含まれたサプリメントをトッピングしてあげましょう。

腸内を正常に機能させる為の酵素と乳酸菌

では、どのようにして腸内環境を正常に保っていくかというと、生活面に於いては、規則正しい生活、栄養たっぷりの食事、ストレスをかけない事が重要です。

しかし、これらの生活を心掛けていても、犬の便の調子が悪いという飼い主さんも多いはずです。

そこで、重要になるのが、「栄養たっぷりの食生活」の見直しです。

酵素と乳酸菌は、ドッグフードなどで補い切れない栄養素と、腸の働きによってその栄養素の吸収を効率良くする為の腸内環境の改善には欠かすことのできない要素です。



酵素とは


まず「酵素」は、消化を助け留他、新陳代謝の活性化や、自然治癒力を高める為の働きをしています。

この酵素が体内から不足すると、消化機能が弱ってしまう他、老化が加速してしまいます。

そして酵素を取り扱う際で最も気を付けなければならない点が、【酵素は48度以上の熱で死滅してしまう】という点です。つまり、普段与えているドライフードや、加熱処理された缶詰フードには、酵素は一切含まれていません。

上記の点も踏まえた酵素の詳細な説明に関しては、こちらをご覧ください。



プロバイオティクスについて


腸の活性化に効果がある機能性食品をプロバイオティクスと言います。

プロバイオティクスには、腸の免疫機能であるIgAを活性化する働きがあり、具体的には乳酸菌・ビフィズス菌・桿菌・酵母などがこれにあたります。

つまり、プロバイオティクスは、腸内のバランスを整え、善玉菌を増やす手助けをしてくれます。


さらに、プロバイオティクスの中に含まれる善玉菌が、腸内で増殖することにより、整腸作用を整え、便の質を良くしてくれる他、免疫力アップや体質改善もサポートしてくれるので、アレルギー症状の改善や、大腸炎の予防にも効果があると言われています。

しかし、これも酵素と同じく48度以上の熱で死滅してしまう為、ドライフード中心の生活では摂取が出来ません。


プロバイオティクスに関しては、こちらの記事をご覧ください
乳酸菌サプリメントの必要性


いずれも熱に弱い微生物そこで、これらを死滅させる事なく、生きたまま腸に届ける為に、サプリメントが必要となります。

酵素は、熱にも胃酸にも弱く、体内に届く前に消滅してしまいます。
そこで、天然酵母が活躍します。

天然酵母は酵素と違い、胃酸に強いので、体内へ届き、その中で酵素を作り出してくれます。

また、糖質の吸収を抑え、便通を改善し、免疫力の向上と疲労回復の効果も望めます。

犬の腸内環境改善に天然酵母サプリメントが選ばれる理由



犬の便は健康のバロメーターです。 便の異常がない＝腸内環境が健康を維持できていることであり、それは同時に大きな病気を防ぐこと、そして愛犬が元気に長生きすることも意味しています。


天然酵母と乳酸菌が含まれたサプリメントを取り入れた上で、上記の、規則正しい生活、栄養たっぷりの食事、ストレスをかけないを意識し、腸内の理想的なコンディションを維持する事が、犬の健康の維持や長生きにとって、とても大切な事です。

家庭のいぬねこ医学で、もっと詳しく犬の病気を知ろう！

愛犬が病気になってしまった時、出来る事はすべてやってあげたいというのが飼い主さんの想いです。

犬の病気と犬の身体の事を知って頂き、サプリメントで症状が快方に向かう事を願っております。

rashiku-rashikuのサプリメントは犬の身体に必要な栄養素を満たすために、人間が飲める最高品質で作られています。

動物病院やお客様からも沢山の症例報告もありますので、犬の病気を知って頂き、改善する為にはどんな栄養素が必要なのかをわかりやすく説明していきたいと思います。