肝臓の数値の高い犬に、必須アミノ酸サプリメントを

肝臓の役割は実に豊富です。


その働きは、肉や魚から摂取したタンパク質を、一旦小腸でアミノ酸まで分解し、門脈から入った肝臓で再び自分の蛋白質へと作り替えて筋肉、皮膚、血液など、身体を作る役割のほか

小腸で吸収したブドウ糖、アミノ酸、脂質などの栄養素を、腸管と肝臓を結ぶ門脈という血管を通って、肝臓に入り、いざというときの為のエネルギーを蓄え、またグルコースなどの糖質も必要以上の量を摂った場合に、グリコーゲンという形に変えて蓄える働きもあります。

食事を食べなくても血糖値を維持できるのはこのグリコーゲンを分解し、グルコースを補給しているためなのです。

肝臓には、このような栄養素の取り込みや合成、貯蔵の働きがあります。


ほかにも、肝臓は、小腸から吸収された毒物、薬物の分解や、血液を凝固させる因子や赤血球を覆う材料の合成、そして、胆汁の生成など、多くの必要不可欠な機能を兼ね備えています。

そして、肝臓は機能としての予備能力が高く、とても再生能力が高い臓器です。

その優れた予備能力と再生能力の高さから、弊害があっても危険を告げる事なく働き続ける為、「沈黙の臓器」などとも呼ばれています。


そのため、問題が起きても続けて働き、痛みや損傷があっても症状が現れにくく、知らない間に病気が進行し、手遅れになってしまう事も少なくありません。

どういう状態が肝臓が不調な状態なのか

肝疾患の指標としているのは血液中のALT（GPT）やAST（GOT）、ALKP、LDH5という、肝細胞の中にある酵素などの数値の上昇が見られると「肝臓が悪い」状態となります。


肝障害が軽度のうちは無症状ですが進行すると吐気、下痢、食欲不振、黄疸など様々な症状となって表れます。

更に、長期にわたって肝臓がダメージを受けると、再生しきれなくなった肝細胞が線維に置き換わってしまうことがあります。
これを肝硬変といい、肝臓が機能しなくなる状態、すなわち肝機能不全を伴います。これは非常に重傷です。

肝機能不全では血液中の蛋白の低下や、非再生性の貧血、アンモニアの上昇のほか、血糖値の低下や、痩せ細ってしまったりなど、非常に危険な状態になってしまいます。

肝臓の数値を下げる為に、必須アミノ酸サプリメントを

肝臓の数値が高い原因はアミノ酸が不足している事にあります。

必須アミノ酸は犬の身体の中で作ることができない栄養素なので、食べ物で補う必要があります。


しかし、肝臓が悪い時は上手く消化する事ができないので、効率的に栄養を摂る事が困難です。

そこで、栄養補助としてサプリメントで補うようにすると消化が効率よくできるので、負担をかけることなく栄養摂取ができるようになります。


愛犬の肝臓数値が高い原因を解消する方法は、BCAA（バリン、ロイシン、イソロイシンの三種類）という分岐鎖アミノ酸が豊富に含まれているサプリメントを与えるようにすると数値減少に効果が期待できます。

BCAAの中でも、特にバリンとイソロイシンには「持久力アップ」の効果があるといわれています。

また、イソロイシンとロイシンはケト原性アミノ酸と呼ばれ、それエネルギー源になりやすい性質があるため、運動前に補給することで筋繊維の損傷を抑える働きもあります。


サプリメントで普段摂る事の難しい栄養素を補給を継続しながら、生活環境や食生活を見直し、改善する事で、愛犬の具合も快方に向かうことが期待できます。

家庭のいぬねこ医学で、もっと詳しく犬の病気を知ろう！

愛犬が病気になってしまった時、出来る事はすべてやってあげたいというのが飼い主さんの想いです。

犬の病気と犬の身体の事を知って頂き、サプリメントで症状が快方に向かう事を願っております。

rashiku-rashikuのサプリメントは犬の身体に必要な栄養素を満たすために、人間が飲める最高品質で作られています。

動物病院やお客様からも沢山の症例報告もありますので、犬の病気を知って頂き、改善する為にはどんな栄養素が必要なのかをわかりやすく説明していきたいと思います。