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犬の骨粗しょう症の原因と、その予防や治療にカルシウムサプリメント

kokuban_dog_s.jpg 骨粗しょう症とは、骨密度が減少し骨がスポンジのようにスカスカになってしまい、骨が弱くなる病気です。

骨が弱くなることによっ、て骨折や脱臼の原因につながります。


犬の骨粗しょう症も人間と同じく、高齢になると発症する事が多く、このため、ほんの少しの事でも骨折をし易くなってしまいます。

犬の場合だと、大きさや犬種にもよりますが、一般的に7歳を越え、老境に入ってきた頃に、骨粗しょう症の可能性を意識するようにするのが良いと言われています。



骨粗しょう症とは



骨の内部には、もともと小さな孔が開いていますが、骨粗しょう症が発症すると骨がスカスカになり、この孔が大きくなります。

骨粗しょう症になると骨の密度が薄くなるため、衝撃などに弱くなり、骨折したり関節に痛みが出て歩行が困難になってしまいます。



骨粗しょう症の原因



骨粗しょう症の原因には大きく大きく分けて二つの原因が考えられます。

一つは、加齢によって起きる「原発性骨粗しょう症」

もう一つは、他の病気や薬の服用が原因で発症する二次的な「続発性骨粗しょう症」です。



原発性骨粗しょう症

加齢によって、全身の新陳代謝が低下することで、骨の分解速度が新しく骨を作る速度を上回ってしまい、徐々に骨が削られていく現象が起こってしまいます。

また、骨は刺激を受ければ受ける程、硬く、太く形成されていくという性質があるので、寝る時間が長くなり日々の運動が疎になってしまうと、骨格全体に刺激が行き渡らず、骨粗しょう症を引き起こす可能性が生まれてしまいます。



続発性骨粗しょう症

続発生骨粗しょう症の原因は様々です。

副甲状腺機能亢進症や関節リウマチ、慢性腎臓病などの持病がある場合は骨粗しょう症になるリスクが高いようです。

高齢になるとかなりの割合で腎疾患を患っている可能性がありますので、特に注意が必要です。

さらにステロイドの服用が長期間に及ぶと骨への影響があると言われています。

長期服用を指示されたら獣医さんとも薬の飲み方について相談しましょう。



また、栄養バランスの低下も深刻な要因です。

骨は、タンパク質で構成されている骨梁(こつりょう)という土台の上に、カルシウム等が沈着する事で形成されていきます。

なので、タンパク質やカルシウム、またカルシウムの吸収を手助けをするビタミンDなどが不足すると、骨粗しょう症にかかる危険性が高まります。

若年性の骨粗しょう症の場合は、一般的に大型犬に多いとされていて、その理由は、身体が大きい分、必要な栄養素も多くなるので、食事中のカルシウム等がすぐ不足してしまう事が一因だと言われています。


骨粗鬆症の治療方法



・運動

運動によって骨に刺激を加えて行くことで、骨の再生を促す細胞が活性化され、骨の分解が抑制されます。
これは同時に、筋肉の維持にも有効です。


・基礎疾患の治療

何か別の病気で骨粗しょう症が引き起こされている場合、その原因となっている基礎疾患の治療が優先されます。
例えば、前述の副甲状腺機能亢進症が原因となっている場合だと、こちらの治療を優先する事が、骨粗しょう症の治療へと繋がります。


・食事療法

治療にも予防にも、重要な要素を占めるのがこの食事療法となります。
これは前述の副甲状腺機能亢進症の予防、治療にも繋がります。

また、猫の場合ですと、高いところに上がる習性があるので、骨が弱ると骨折のリスクも高くなります。
高齢の猫の飼い主さんは特に猫にも骨粗しょう症の可能性があることを理解し、正しい食事で骨粗しょう症を予防することが大切です。

骨の形成に関与するタンパク質、ビタミンD、ビタミンK、カルシウムなどが不足している場合は、それらの栄養素を補う事のできる食事へと変えていきます。

副甲状腺機能亢進症においても、餌に含まれる栄養のバランスの悪さが、副甲状腺を過剰に刺激して亢進症の原因となる事があります。

具体的には、カルシウムの量の問題です。

・カルシウムが少ない
・カルシウムの摂取量に不均衡がある
・カルシウムの吸収を助けるビタミンDが不足していることで、血中のカルシウム濃度が低下してしまう。

など、カルシウムの量1つにおいても様々です。


骨粗しょう症は勿論、副甲状腺機能亢進症においても、カルシウムバランスの見直しが必須となります。
しかし、食事の変更だけで得られる栄養素には限界があるので、これらの栄養素を補うことの出来るカルシウムサプリメントを活用し、カルシウムと、その吸収に役に立つ、ビタミンA・ビタミンD3を身体に届けてあげる事が大切です。



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