老齢の猫に発症しやすい腎臓病にアミノ酸サプリメント

　年老いた猫が最もかかりやすく、また最大の死亡原因となる病気が、

慢性の腎臓病（慢性間質性腎炎、慢性腎不全）です。

腎臓病とは、腎臓で発症する疾患の総称で、腎炎や腎不全も含まれております。

10歳以上の猫がこの病気になると、様々な症状が同時に現われます。

次のような症状が見られたら、要注意です。

　これらの症状が出たときには、病気はかなり進行しており、
腎臓の働きの70％ほどは失われ、回復が不可能とされる場合もあります。


猫の腎臓はとりわけ老化が起こりやすい臓器です。
（腎臓が老化すると萎縮して小さくなります。）

しかし、この臓器は元々ある程度の余裕をもっているので、

その働きが多少衰えても、すぐには症状として現われません。

また、初期の腎炎の段階においては、猫が生きていく上での問題が特に起こりません。

そのため、飼い主さんが病気の発症に気付かない間に、猫は次第に重病に陥り、
気がついたときには手遅れ、ということにもなりかねません。

したがって、症状が出ていない段階でも、日頃から腎臓病の対策をしておくことが肝心です。

腎臓病と食事の関係

　老齢猫が慢性の腎臓病になるのは、主に食習慣が関係しているとされています。

普段飼い主さんが、猫の食事として不適切なもの（主にタンパク質が過剰な食べ物）を
食べさせていると、猫は体内の電解質（ミネラル）のバランスが崩れ、
血液中に有毒な老廃物が増えていきます。

正常な範囲の老廃物なら、腎臓はそれをフィルターにかけて取り出し、
尿として体外に捨てます。

しかし、腎臓の処理能力を上回る老廃物が絶えず体内にあると、
腎臓の働きが次第に損なわれ、それが命を落とす原因になりかねません。

老廃物が出にくいタンパク質、アミノ酸

　腎臓病のケアには、腎臓に負担をかけないように心がけましょう。

負担になる老廃物を出さないために、
その元であるタンパク質の多い食べ物（肉類など）自体の摂取を控える方法もあります。

しかし、タンパク質も身体にとって大切な成分です。
筋肉や器官などの様々な組織の維持に加え、エネルギーにも必要なのです。

老廃物をなるべく出さずにタンパク質を摂取する方法として、
アミノ酸を与えてあげましょう。

アミノ酸は、タンパク質を構成している素の成分であるため、
タンパク質が摂取でき、かつ余分な老廃物が少ないのです。


　猫の慢性腎炎などは完全に治療することは出来ません。

しかし、愛猫が老齢になり始めた早い時期に、獣医師さんの診断を受けて病気を見つけたり、

食事にアミノ酸サプリメントなどを使用し、タンパク質に気をつけてあげることで、
病気の進行を遅らせることができると思います。

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愛犬が病気になってしまった時、出来る事はすべてやってあげたいというのが飼い主さんの想いです。犬の病気と犬の身体の事を知って頂き、サプリメントで症状が快方に向かう事を願っております。
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