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愛犬と生活する中で勘違いをしやすい犬のしぐさ

犬と人間が共に暮らしていく中で大切な事の一つに、愛犬とのコミュニケーションがあります。

より深い信頼関係を築いていく為には、喋る事の出来ない犬の日頃の行動に、どういう気持ちが表れているかを知る事が、しつけの上でもとても大切です。


犬の仕草の中には、人間の感覚で受け取った意識とは、実は大きく異なる、知っていないと勘違いをする仕草も多いです。

誤った解釈をした事によって接する対応で、愛犬を混乱させないためにも、正しい意味を理解しておく必要があります。



犬の特徴的な仕草に含まれた意味




犬の特徴的な仕草ですぐ思い浮かべるのは、しっぽを振ったり、走ったり、前足を上げてじゃれたりなど沢山あります。


しかし、様々な仕草はもっと注意深く観察すると、細かい行動をとっています。
実はその一つ一つに犬の気持ちが現れています。



・人の膝などに前足を乗せる行動


実はこの行動は、自分はあなたより上位にいるという確認の行動です。

その状態で遊んであげたり、なでたりすると喜ぶので、てっきり喜びの行動と思いがちですが、これらの行動を取る事によって、更に自分が上の立場と思ってしまうようです。

乗りかかって腰を振る、マウンティングと言った行動も上位を確かめる意味と言われています。



・あくび


人は、眠いとあくびをしますが、犬の場合は眠い時以外でも、あくびをします。


あくびは緊張をほぐし、自分を落ち着かせるための仕草であり、不安などの強いストレスを感じた時に、犬はあくびをします。


例えば愛犬が叱られている時などに、あくびをする時がありますが、これは緊張していたり、ストレスを感じている可能性があります。

犬にとってのあくびは、人間にとっての深呼吸のようなもので、あくびによって緊張を和らげようとしているのです。


決して叱っている途中で犬があくびをしたからと言って、反省をしていないわけではありません。

叱った後は、散歩をしたり、声をかけてあげたりし、緊張をほぐしてあげましょう。



・目をそらす


犬が飼い主と目を合わせると、すぐに視線をそらす事がありますが、これは敵意がない事を表すと言われています。

犬の社会では相手の目を見つめることで、敵意を表すので、見つめられると、自分を襲ってくるのではないかと思い、そしてそれから逃れたい為に前述のあくびをするのです。


そのため、争いを避けたい時や敵意を持っていないことを伝えるために、目をそらすという行動をするんです。

また、嬉しい時にも目を逸らすこともあると言われています。


犬にとっての目をそらすというのは、興味や関心が無い為そっぽを向くのではなく、敵意がない事を表すための行動となるのです。



ペロペロと舐める行為



犬と接しているとよく手などを舐めてくれますが、この行為にも様々な心理が窺えると言われています。


・舐めるをのをやめてくれない場合


愛情表現としてよくある光景でも、あまりにも何度も繰り返し舐める場合、犬は普段から心理的にかなり孤立感を感じています。

家に居る時は沢山愛犬と遊ぶ反面、仕事などによって外出も多い飼い主さんの場合だと、留守番が多くなり、犬にとって一緒にいる時間とそうでない時の落差が激しくなってしまいます。

このような心理状態だと、犬自身が沢山舐める事で、自分の気持ちを鎮めていると言われています。


このような心理状態は、主に環境が変わると起こることがありますが、散歩に連れていったり、ある程度遊んでやると自然におさまります。



・噛んだ後に舐める場合


飼い主さんの手などを噛んだ後に、ペロペロと噛んだ部分を舐めてくることがあります。

噛み癖のある犬の場合、時折この仕草が見られます。


人から見ると、「噛んじゃってごめんね。」と反省してるのかな?と思ってしまう心情にも取れます。

しかし、実はこれは「次は許さないぞ。わかったか?」という、犬の攻撃的なアピールと言われています。


この様な仕草を取るという事は、犬は飼い主さんを自分よりも下の立場に見ているので、しつけやトレーニングで上下関係や信頼関係をしっかりと作り直す必要があります。



仕草から愛犬の心情の訴えを汲み取り、適切な対応をとってあげましょう



犬は、言葉が通じない代わりに、様々な動作で心情を訴えます。

上記のこれらはほんの一部ですが、このように犬の行動一つをとっても、その時の状況で色々な意味に変わるという事を知る事で、飼い主さんはより愛犬の気持ちを理解しようと努めるかと思います。


それらを積み重ねていくことで、より飼い主さんと愛犬の信頼関係が育まれていき、今よりもっと愛犬との生活が楽しくなるはずです。



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