皮膚病を根本的な治療には、お腹の調子を整える事が第一歩です

アトピーなどの皮膚疾患は、治療がとても難しく、激しい痒みが続く苦しい病気です。

皮膚疾患は病院で診てもらうと、痒みを止めや、抗ヒスタミン鋼やコルチコステロイド剤が処方されます。


皮膚傷害が蔓延することを防ぐこれらの薬は、皮膚疾患を治す薬ではありません。

一時的に症状を和らげる事は出来ますが、薬の効果が切れるとまた再発してしまいます。


再発したらまた薬で抑えるという事を続けていると、体内の免疫力が低下し、より病気に弱い身体となってしまいます。


このような悪循環を避ける為には、皮膚疾患の根本的な治療が必要です。


しかし、アトピー性皮膚炎の完治はとても時間がかかります。

症状に対しての理解を深め、長い時間を掛けて、症状とどう向き合っていくかがとても大切です。

アトピー性皮膚炎の予防

アトピー性皮膚炎とは、アレルギーの原因であるアレルゲンが呼吸器や皮膚を通じて体内に入ることによって引き起こされる皮膚炎です。

主な症状は、全身の痒み、患部の乾燥、患部のただれや膿皮症、そして慢性的な外耳炎や結膜炎などが発症します。


痒みが起きる部位は、眼の周り、耳、足、前肢の付け根、背部、会陰部、肛門周囲などが多いですが、悪化すると全身に及びます。

発症すると、激しい痒みと痛みによって、患部をひっかく・擦りつける・舐めるなどの行為を行ってしまい、より皮膚を傷付けてしまいます。


アトピー性皮膚炎は、様々な要因が絡み合って初めて発症します。


・アレルギーの原因物質であるアレルゲンが存在している

・皮膚の防御力が低下し、アレルゲンが侵入してしまう

・侵入したアレルゲンに体が異常な反応を示す（アレルギー体質）


これらのどれかが防げれば、アトピー性皮膚炎は発症しません。

しかし、どれも防ぐことが非常に困難であり、それ故に治療が難しいとされています。

アレルギーの侵入の原因に関係する腸内環境

腸の状態とアレルギーは、実はとても密接な関係を持っています。

その理由は、腸内細菌がアレルギーの原因である免疫機能の過剰と直結している事にあります。


更に重要なのが、この腸内細菌が、身体に必要な殆どの成分を産生しているということです。

もちろん、免疫細胞に必要な成分は全て腸内細菌から作られています。


つまり、アレルギーが起きる原因は、腸内環境の乱れによって、アレルゲンの侵入を許てしまう。
と言っても過言ではありません。


腸内環境が悪化し善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れてしまうと、腸内細菌が十分に働かず

タンパク質がアミノ酸に分解されずに腸壁から血液中に入り込み、免疫過剰によりタンパク質を異物と認識し攻撃する事で、皮膚炎・アレルギー・アトピーが発症してしまいます。


これがアレルギー発症の大きな流れとなります。

アレルギーを避ける為に必要な日常生活での工夫

皮膚疾患の対策は、日々の生活環境を見直し、いかにアレルギーによる痒みを抑えるかが重要です。


◆アレルゲンを遠ざける


アレルギーの原因はアレルゲンです。
アレルゲンがどこかへ行ってくれればこんな簡単なことはありません。

事実、環境中のアレルゲンを完全に除去することは不可能に近いです。


しかし、食事アレルギーの場合は、原料を確認して避けることで除去する事が可能です。

ダニや埃がアレルゲンの場合は、床や畳の水拭き等室内の掃除を十分に行って、カーペットや布団を定期的にクリーニングしたり、日光に当てることが大切です。
そして除湿機や加湿器の使用で湿度をコントロールするのも効果的です。



◆スキンケア


健康な皮膚の表面は、皮脂が皮膚を保護し、細菌やハウスダストから守っています。

炎症を起こしている皮膚は乾燥しており、細菌やカビ、ほこりなどアレルゲンの影響を受けやすくなっています。

犬猫のスキンケアには、保湿効果や炎症をおさえる効果のある専用シャンプー、リンスやローションを使用します。
定期的なシャンプーは、皮膚についた細菌やアレルゲンを洗い流し、リンスやローションは保湿と保護効果で皮膚のバリア機能を向上させます。


シャンプーは皮膚の状態に合わせて１週間に1～2回行うと効果的です。シャンプーの際は、シャンプーの有効成分が皮膚に浸透するように時間をかけてマッサージするように洗うことが大切です。

そして、できるだけ低温のお湯を使って十分に流します。リンスも同様にしっかり皮膚になじませてよく洗い流します。乾燥はタオルドライのみにします。ドライヤーの風は皮膚を乾燥させ過ぎてかゆみの原因となるために使用しないようにします。

腸内環境を整えるのに有効な酵素

多くの動物を悩ますアトピー性皮膚炎ですが、体内に酵素を取り入れ、腸内環境を整えることにより、症状の改善が期待できます。

前述したように、アレルギーの仕組みと腸の関係は密接で、腸内環境の乱れが原因でアレルゲンの侵入を許し、アレルギーを発症します。


腸内環境の改善には、酵素を摂り入れる事が有効です。

酵素とは、人や犬は勿論、あらゆる生命に存在する生命活動の源です。
細菌のような単純な構造の生命でも、ウィルスから身体を守る酵素が働いています。


酵素の働きは、主に食べ物の消化や分解のために必要とされ、血圧や神経など、身体の恒常性の維持や、免疫力や自然治癒力を正常に保ち、細胞の再生や修復、神経系やホルモン系のバランス調節などと、その働きはあらゆる生命活動の根幹を担っています。

酵素を摂り入れた食生活改善によって腸内環境を整え、皮膚病を根本から治療する

アトピー性皮膚炎やアレルギーなどの皮膚疾患を根本的に治療するには、酵素をしっかりと体内に届け、腸内環境を整えることが第一歩となります。


そこで、腸内環境を改善させる為に、食べ物の消化を補助する酵素と、腸内細菌のバランスを整えるのに必要な乳酸菌などのプロバイオティクスという、人体に良い影響を与える微生物を、サプリメントを使って腸内に届け整腸させていく事が効果的です。


プロバイオティクスは、体内に善玉菌を届け、これを繁殖させ、腸内細菌のバランスを保つように作用しています。


しかし、酵素のままだと、熱に弱い上に、胃酸によって溶かされてしまい、体内に届く前に消滅してしまいます。

それを防ぐ為には、天然酵母の利用が有効です。


酵素はタンパク質で出来た成分ですが、酵母は胃酸にも強い生物です。そのため、酵母は胃酸を通り抜け、腸の中で機能してくれます。

また、酵母は小腸に留まり、消化吸収の他、内分泌系、自律神経系、免疫系の機能を健康的に保つ働きをします。

特に免疫系は、大腸には殆ど見られないため、最も大切な機能といえます。



アレルギーは治療にとても時間がかかる病気です。


ペットのアレルギーに関しての知識をしっかりと把握した上で、ゆっくり時間をかけて
日々の食事によって、腸内の中から健康にしていく事と、アレルゲンが発生しない生活環境を見直した、健康を想った毎日のケアが大事です。



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家庭のいぬねこ医学で、もっと詳しく犬の病気を知ろう！

愛犬が病気になってしまった時、出来る事はすべてやってあげたいというのが飼い主さんの想いです。

犬の病気と犬の身体の事を知って頂き、サプリメントで症状が快方に向かう事を願っております。

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動物病院やお客様からも沢山の症例報告もありますので、犬の病気を知って頂き、改善する為にはどんな栄養素が必要なのかをわかりやすく説明していきたいと思います。